親父の小言とボディブロー

人生折り返しの子育て世代。世知辛い世の中を面白く生きるためのあれこれと雑記

20年履いて決着、J.Mウェストン「ゴルフ」vsパラブーツ「シャンボード」

本日は革靴のスタイルのひとつ「Uチップ」のお話。

 

その中でも絶えず比較され続けるフランスの両雄、J.Mウェストンの「ゴルフ」とパラブーツの「シャンボード」について掘り下げてみたいと思います。

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そして、「ゴルフvsシャンボード」という、私が知る限り少なくとも20年は靴好きのネタにされている永遠のテーマについて、私なりの答えを導きたいと思っております。

 

お付き合いください。

 

 

Uチップという存在

Uチップとは、革靴の甲の部分の飾り革がU字型にモカシン縫いされた革靴です。

[ヤンコ] ダービーUチップ 03Y4565 メンズ ブラウン EU 7.5(25.5 cm)

それは紳士靴の定番にして、「ドレス過ぎず外し過ぎず」の絶妙のバランスにより高い汎用性を持つ稀有な存在。

 

カジュアルでいて洒脱な雰囲気を併せ持ち、どんな格好をしようとも上質のUチップさえ履いておけばそこそこ洗練されたスタイルに高めてくれます。

 

Uチップの代表作

各メーカーで特色あるモデルを作っていますが、Uチップとはずいぶんお国柄が出る靴のようです。

 

フランスのUチップ

まずは本記事で取り上げるフランスのUチップ。

ルーツは「狩猟用の靴」だそうです。

ガチガチのアウトドアですね。

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撃たれたい(画像はイメージです)

 

代表作は言わずと知れた「ゴルフ」と「シャンボード」。

 

フランスのUチップは、つま先が丸い(尖ってない)ので、イギリスのUチップと比べると「まさにU」という感じがします。

 

また、尖っていないことが、服装を選ばないというところにつながっており、こういうところにフランスのセンス、美意識を見る思いがします。

 

イギリスのUチップ

カントリーシューズがルーツです。つまり、フランス同様にアウトドアの「働く靴」から進化しているのですね。

 

代表作はエドワード・グリーンの「ドーヴァー」やクロケット&ジョーンズの「モールトン」。

クロケット&ジョーンズの「モールトン」

 

つま先は軽く尖っていて、シャープな印象を受けます。ドレス寄りと言えるでしょう。

 

アメリカのUチップ

ルーツはゴルフシューズ。こちらはアウトドアのスポーツです。

 

スポーツとしてのゴルフの発祥は英国、靴が発展したのがアメリカ、「ゴルフ」の名を冠する世界一有名な靴はフランス。ややこしいです。

 

代表作、と言っていいのか不明ですがオールデンのコードバンのUチップがあまりにも有名です。

オールデンのコードバンのUチップ

 

見た目よりボリュームがあります。主張する素材・・どちらかというとカジュアルですね。

 

ゴルフとシャンボードの比較

それではいよいよゴルフとシャンボードの比較です。

製法と素材

まず製法です。

ゴルフ、シャンボードとも堅牢性の高い靴ですが、ゴルフが本格靴の定番、グッドイヤー・ウェルテッド製法を採用しているのに対し、シャンボードがノルヴェイジャン製法。

 

これは登山靴などに用いられてきた製法で、パラブーツのお家芸ともいえる製法です。

 

防水性と堅牢性に優れる一方、厚い靴底に加え、靴底とアッパーの間の空間に太いステッチが覗くという形状のため、どうしてもカジュアルな印象が出ます。

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主張の激しいステッチ。パラブーツ

 

素材はいずれも油分を多く含んだ厚い革が使われますが、革もそれぞれ独自の製法です。

ゴルフが「ロシアンカーフ」パラブーツは「リスレザー」と呼ばれています。

 

近年ゴルフのロシアンカーフは廃版になり、現行モデルはサイトによると「ソフトカーフ」。どういう素材なのでしょう?

 

厚さに関してはパラブーツのほうが厚いと感じます。

 

シェイプ

形について。同じサイズでも印象は大きく異なります。

ゴルフはシャープな印象を受けますが、シャンボードは全体的にボリュームが出ます。

足入れ部分、甲全体ともにシャンボードのほうが高さがあります。

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それに加えて、ゴルフのモカ部分が先端寄りにつま先をなぞるように縫われているのに対し、シャンボードのモカ部分は足首のほうに近くなっていて、このことによってシャンボードのボリュームや丸っぽさが強調されているように思います。

 

履きごこち

どちらがフィットするか?と聞かれたら「ゴルフ」と即答します。

 

同じサイズ(いずれも71/2)ですが、ゴルフはさすがフィット感に定評のあるモデルだけあって、よく足になじみます。

 

一方シャンボードは、甲が高い靴であることと、長い間履くにつれ靴底に敷き詰められたコルクがずいぶんと沈むので、そもそもフィットさせるのが難しいと感じます。

 

汎用性

着こなしにおける汎用性はどうか?ということですが、

  • スーツスタイルでもマッチするのはゴルフ。
  • ジャケットスタイルになると辛うじてシャンボードも認められる。
  • カジュアルならシャンボード。ゴルフも黒以外なら問題ない。

というイメージです。

やはり20年履いて・・・というか年を取って感じるのは、シャンボードはカジュアル用の靴だ。ということです。

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若ければ「おしゃれだね」で片付けられる着こなしも、年を取ってくると、スーツ×シャンボードは明らかに「TPOがわからない人」になってしまいます。 

 

シャンボードが、「黒」で「タグがなく」「ステッチが黒い」なら別ですが、、

 

耐久性

「一生ものというけれど本当か?」

 

ということです。「使いようによる」といえば身もふたもないのですが、耐久性に関しては断然シャンボードだと思います。

 

こちらのゴルフ、オールソールをしています。地方ゆえショップに出すということは考えませんでした。ビブラムソールです。

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もうゴルフじゃないとすら言えます。実際、オールソールをすると履き心地は別物。だんだん馴染むとは言え直後はあまりの変わりぶりにショックを受けました。

 

いっぽうシャンボードのほうはゴルフより2,3年古いのですが、オールソールはしていません。減らないのです。

 

しかしアッパーが限界です。購入したあたりでもうすこしシューケアを知っていれば、問題なくこれからも使えたはずです。

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シャンボードの耐久性は驚異的です!

 

ただ、どちらもきちんとケアすればまさに一生もの。それは実証できたと思います。

 

その他

オールソールを頼む時、あるいは磨いた靴でショップを訪れる時。

靴に造詣の深い店員さんの態度が変わるのはゴルフです。

 

一方パラブーツ。何が嫌ってたまに他人とかぶることです。いい靴で価格も手頃という証ですが靴好きとは身勝手なもの。

他人が同じ靴を履いているのは嫌なものですからね。

 

結論〜ゴルフとパラブーツ、どちらを選ぶべきか

実は、まさに今、シャンボードとゴルフが同時に限界を迎えようとしています。

 

正確にはまだまだ履けますが写真でお気づきのとおり、傷みが目立つようになってきたのです。

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新しいタイプの靴ではなく、同じ靴を買うとしたらどちらを買うだろうか?それを考えたのが本テーマのきっかけでした。

 

結論を言うとどちらかと言われれば私はゴルフです。

 

しかしそれは、靴の優劣ではなく、大人ならば、という理由です。

 

つまり、シャンボードはいい靴で、とにかくタフに使えるのはほかに例を見ないけれども、やはり大人としては仕事には使えない。 

 

また、フィット感に関して、甲が低い私の足にはシャンボードが合わないという事情もあります。

 

一方、ゴルフはビジネスでも、大人カジュアルでも使えます。茶色系のゴルフさえ持っておけば他がくたびれていても全く問題ないですからね。

おまけにフィットの快適を求めるとこれに勝る靴はそうそうありません。

 

ちょっと心配なのは、ゴルフはいまもかつてのゴルフなんだろうか?という点です。

 

何しろ値上がりしました。

ネットでは「素材が変わった」だの、「店員の質が落ちた」だの、不安になる材料も転がっています。

 

12万円を超える価格に、現行のゴルフは見合っているのでしょうか。

 

しかし、地方ゆえなかなかこの目で確認することができません。

 

なんとか近いうちにぜひ実地調査をして見極めるとともに、本記事も追記したいものだと思っています。

2019.3.21追記

 

南青山のJ.Mウェストンに行ってきました。

念願のマジフィッティングと試着、店員さんとの靴談義を楽しんで参りました。

 

革については、固い気がしましたが、新品だからなのか製法の違いなのか、私にはわかりませんでした。

 

結論としてはやっぱり素晴らしい靴だなと思いました。

高いは高いけど革靴みんなそうなってるし、下がることはないのでしょう。

それより、本気で手入れして死ぬまで履ける靴を手に入れたい思いが勝ちました。

 

店員さんの対応も素晴らしいし買わせに来ないし、何より履いていったゴルフ(10年もの)の紐を無料で替えてくれました…!!

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とりあえず、その場はクールダウンしました。が、次行くのは買う時だなと思います。

 

パラブーツのサイズ感は?特徴を知って失敗しない靴選びを

靴好きなら一足は持っている「パラブーツ」。本記事では、主にそのサイズ感について、愛好家の立場から書いてみたいと思います。

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本記事は、こんな人におすすめです。

  • 「パラブーツがほしいけどサイズ選びで失敗したくない」
  • 「どのサイズを選ぶべきか知りたい」
  • 「実際に持っている人からリアルなサイズ感を聞きたい」

ではどうぞ!

 

 

 

パラブーツとは

靴好きを魅了してやまないパラブーツ。移ろいやすいファッション業界にあって、変わらぬ存在感を示す稀有な存在のシューズブランドです。

 

まずはそのブランドと製品についておさらいをしましょう。

 

(「知ってるよ」という方は読み飛ばしてください。)

 

日本の公式サイトで「パラブーツの歴史」を見ると飛び込んでくる(我こそ)「フランスの一部」のコピー。強烈な自負を感じますね。 

 

それもうなずけるのがこのシューズメーカーの歴史と確かなものづくりと言えるでしょう。。

 

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パラブーツは、靴職人レミー・リシャール・ポンヴェールによって1908年に始まりました。

 

以来100年以上にもわたって、メイド・イン・フランスの高級ハンドメイドシューズを世界中に送り続けています。

 

ブランドを特徴づけているのが以下の3点にあると言えます。

 

ブランド名の由来、自社製ラバーソール

ボリュームがあるラバーソール。パラブーツは、ソールを自社で製造する唯一のシューズメーカーとして知られます。

このラバーソール、単にグリップ性に優れるだけでなく、恐ろしく摩耗に強い、つまり減りません。

 

私はシャンボードを20年履きましたが、ヒールが取れたことが一度あるものの、なんとオールソール交換はしていません。

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ちなみに原料となる天然ラテックスがブラジルのパラ港から出荷されていたことがブランド名の由来です。

 

「フランスの至宝」、リスレザー

多くのモデルで採用されているアッパー素材は厚く、柔らかく、官能的に美しいリスレザー。

 

油分を多く含んでおり、防水性に優れているばかりではなく、手入れをして履き続けるほどに独特の艶も出てきます。

 

その特質から「フランスの至宝」とまで称されています。

 

代名詞の「ノルヴェイジャン製法」

本格靴の製法のうち、もっとも防水性・防寒性・堅牢性に優れるノルヴェイジャン製法によって作られるモデルが多いことで知られます。

 

製法については詳しくは述べませんが(説明がたいへん難しいです。)、ノルヴェイジャン製法といえばパラブーツ。

これは、長年の登山靴の製造で培われた技術です。

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アッパーとソールの間の一目でわかるステッチが、全体的にぽってりと愛らしいシェイプとあいまって、パラブーツの靴の見た目の特徴となっています。

 

 パラブーツのサイズ選びは難しい

このように知れば知るほど魅力的なパラブーツですが、そのサイズ選びはほかのドレスシューズと比べても難しいと感じます。

 

独特のシェイプから来る難しさ

なぜでしょうか?それは、ひとつには、パラブーツのシューズは、「捨て寸」がなく「甲が高い」ものが多いからです。

 

「捨て寸」とは、靴を履いたときにつま先と靴の空間のことです。

 

捨て寸が全くない靴は絶えずつま先が靴の内側に当たっていることになり、窮屈そのもの。つまり、サイズが合っていないということです。

 

どんな靴でもある程度の捨て寸は必要です。

 

ところがパラブーツは、適正サイズで捨て寸があまりない靴なので、「ある程度捨て寸がないと歩きにくい」といった常識が通じないところがあります。

 

例えば、よく「捨て寸は3cm必要」などと言われますが、パラブーツで捨て寸を3cmも設けたら、相当のオーバーサイズです。

 

これは、つま先が丸いため、細身のドレスシューズのように、「足の最も幅広の部分でホールドする靴」ではなく、「足全体を包むような発想の靴」だからといえばイメージしやすいでしょうか。

 

もう一つの「甲の高さ」ですが、全体的にボリュームのある靴で、高さもあるので、甲の低い足の人だとサイズ的には合っているのに甲が「浮く」という状態になります。

 

つまり、フィット感が得られにくいということです。

 

紐靴の場合なら締めればよいのですが、それにも限界があり、外羽根(ひもを通す部分の皮)同士の隙間がくっついてしまい、それ以上締められないということもあります。

 

この状態は見た目にも美しくありません。

 

このように、パラブーツの靴は魅力である丸みを帯びた特徴的なシェイプとボリュームのおかげで、サイズ選びが少々難しくなり、スニーカーのように「いつものサイズで」という気軽さでは選べないのです。

 

モデルによる違いも

さらに厄介なことに、同じパラブーツでも、モデルによって適正サイズが違うということもあります。

 

これは、パラブーツとしてはそんなつもりはないのかもしれませんが、私の所有のモデルを例に、参考までにメモしてみます。

 

ちなみに私はスニーカーだと26.5センチを履きます。足のタイプとしては幅は薄く、甲は低い、ということでそもそもパラブーツに向かないんじゃという気もしますが、ご参考まで。

パラブーツ以外の革靴だとだいたい7 1/2です。

 

中指が一番長いタイプの足です。

 

“シャンボード”

言わずと知れたパラブーツの代名詞Uチップですね。

私の場合、「7ではわずかに小さく(つま先の一部が当たる)、71/2では甲がやや浮く。仕方なく71/2を履く」という感じです。靴下はビジネスソックスのほうが多いですがカジュアルソックスの時もあります。

[パラブーツ] CHAMBORD シャンボード メンズ オイルドレザーUチップシューズ ブラック 正規取扱店 8+サイズ

この一長一短は本当に微妙なところで、ジャストサイズを追求するなら7をチョイスしたいところですが、縦方向の圧迫感はなじみようがないので我慢しているといった感じです。

 

結局のところ、私にとってシャンボードのジャストサイズはないと言わざるを得ません。残念です…!!

 

“バース”

夏に大活躍のデッキシューズです。

デッキシューズは各メーカーで出していますが、パラブーツほど高級感がありそれでいて使い倒せそうなものはそうそうないのではないでしょうか?

[パラブーツ] デッキシューズ バース ネイビー (BARTH BLANCHE-NAVY) 6 1/2(25.0)

私は7でジャストです。

ただし、ほぼ裸足ではきます。また、デッキシューズは外羽根同士がくっつくということはありえず、紐での調節が容易という点もフィット感のよさにつながっていると思います。

 

“アヴォリアーズ”

クラシカルな登山靴です。もちろん、登山にも使えます。

タウンユースでも登山でも使えるというのはある意味最強のオールラウンダーですね。

(パラブーツ) Paraboot AVORIAZ アヴォリアーズ メンズ マウンテンブーツ ブラック 正規取扱店 6+サイズ

カジュアルソックスオンリー。71/2です。

フィット感はシャンボードと似た感じです。

ただ、こちらも構造上紐はいくらでも締めることができますので、厚手の靴下を履いて登山に行くという用途にも使うというのであれば8でもいいかもしれないという印象です。

 

“アドニス”

 パラブーツらしからぬ端正な顔立ちのローファーです。緑の布タグがないのもいいです。

ビジネスソックスオンリーで履きます。つま先、甲ともに7でジャストフィットです。

[パラブーツ] メンズ 065612 ADONIS CUIR アドニス レザー コインローファー カラーPASQ-LISNOIR サイズ /5.5/6/6. PASQ-LISNOIR 7 [並行輸入品]

71/2と7を履き比べ、7でつま先が当たらないのを確認して、全体的にはきついなと思ったものをチョイスして大成功という感じでした。

 

サイズ選びのコツ

このように難しい、というより癖のあるパラブーツのサイズ選び。

ここでは失敗しないためのコツを整理してみます。

 

基本はサイズダウン

まずはよく見られるサイズの対応表をご覧ください。(下にあります)

多くの人はこれに沿って自分のサイズを想像するでしょう。「スニーカーは26.5センチだから、8を買えばいいんだな」という具合に。

しかし、この考え方だと、ドレスシューズ全般に言えることですが、特にパラブーツは大きすぎるサイズを選択してしまうことになります。

 

結論から言うと、このサイズからワンサイズか、ハーフサイズ下げたものが適正サイズであることが多いです。

私のように、いつもスニーカーは26.5cmを履く人だと、対応するUKサイズは8ですが、ワンサイズ下げた7かハーフサイズ下げた71/2が適正サイズとなるというわけです。

 

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いつもの靴下で

ふつうはショップで試着をして買うと思いますが、その靴を、どの靴下で履くのかは意識したほうがいいです。スーツスタイルなら薄手の靴下、カジュアルなら比較的厚手となると思います。  

 

フィット感はかなり変わってきますので。 

 

もっとも、若干大きめだと思ったら厚手の靴下で履くという方法もありますね。

 

オンラインショッピングでも返品交換可

「パラブーツがほしいけど近くにショップがない」という方もいらっしゃると思いますが、ご安心を。

 

パラブーツは比較的オンラインショップでの取り扱いが多い靴です。

しかもうれしいことに、返品交換が可能な店も多いのです。 

 

こうしたショップをうまく使えば、もはやオンラインショップでの靴購入は「後戻りのできない一発勝負」ではありません。

 

 

フィッティングのチェックポイント

最後に、私の経験から得た試着の際のチェックポイントをご参考までに書いておきます。

 

つま先が当たらなければ、小さめを

小さめを選ぶとはいえつま先が当たるものだけは小さすぎです。

革は足になじんで伸びてくるものですが、履き続けても縦方向に伸びることはありません。正確に言うと、伸びるでしょうがその前に足を痛めます。

 

しかし、「つま先が当たらないが、ちょっときついんじゃないのか」というものに巡り合ったら、それがジャストサイズである可能性は高いです。横方向には伸びるのと、靴底に使われているコルクが沈んでくるからです。

 

外羽根が閉じ切るものは大きすぎ

シャンボードなどの紐靴についてですが、試着段階でひもを締めたときに、外羽根の間が閉じ切るようだとオーバーサイズです。

 

なぜなら、その大きさだとなじんできたときにそれ以上締めようがないということだからです。

もしつま先と相談してハーフサイズかワンサイズ落とせるようなら、落とした方がいいですよ。

 

中敷きを使えば合わない靴はない

「長さは合っているが高さが合わない(甲が浮く)」、「でもどうしてもそのモデルを履きたい!」という人は中敷きです。

 

私に関しては、シャンボードをジャストフィットで履くためにはこれを使うほかありません。

 

お気づきでしょうか?3つのポイントは、川柳風だったということを。失礼しました。内容は真面目です。

 

 

 

 

パラブーツは手入れさえ怠らなければ20年履けます。

お読みいただいた方の生涯の一足選びの参考になるのなら幸いです。

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(雑記)zozo離れと靴の話

こんにちは。

アパレルの「zozo離れ」が加速しているそうです。

「ZOZO離れ」食い止めシフト。前澤社長はアパレルにくすぶる不満解消できるか | BUSINESS INSIDER JAPAN

 

以前こちらの記事で、zozoarigatoセールについて「売れ残りの処分かと思ったら靴まで安い」「おまけに社会貢献にもなるらしい」と靴好き消費者目線から歓迎した私ですが、全体を見ればそうめでたい話でもないようです。

www.kome100.com

 

本記事では、このzozo離れ問題の行方と、zozotownとの付き合い方について考えを述べたいと思います。ただし、「知ってる」と言われそうですが私は業界の人でも事情通でもありませんので、靴が好きなおっさんの戯言と思ってお付き合いください。

 

zozo離れとは

zozo離れとは、ファッション通販サイト「zozotown」への出店者であるアパレルが同サイトでの出店をとりやめ撤退する動きを指すようです。

 

てっきり飽きやすい消費者がzozotownで買い物をしなくなることかと思ったら売る側の話でした。

 

その原因は、

  • 勝手に安売りをされ、ブランドイメージが傷つく
  • 手数料が高い
  • ビジネスの方向性が合わない

とアパレルがzozotownを嫌気し始めたということです。

 

 勝手に安売りとはどういうことかというと、決定的なものが例のarigato会員対象の全品30%オフセールです。

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 すなわち年会費(3,000円)を払ってarigato会員に入会すれば、特典として入会月の買い物がもれなく3割引になるというもの。

 

 それは決して値下げをしない高級靴も例外ではない、という衝撃的なものであるのですが、どうやらこれを、「値下げ分はzozotownが負担するんだからいいでしょ」とばかりに断行したという構図のようです。

 

確かに、アパレルとしてはたまったものじゃありませんね。イメージを含めて自社の大事な取扱い商品が他社のファストファッションなんかといっしょくたに一斉値下げされているようにしか見えませんからね。

 

バーゲン時期でもセール対象外のコーナーが定位置だった商品を量販店が客寄せのために赤字覚悟でもってけドロボーとばかりに叩き売るような話です。

 

実際、実店舗や自社の通販サイトでは正規の価格で売るので苦情も受けているとのことで、アパレル側のメリットは1つもありません。

 

 

また、「手数料」に関しては、商品が売れた時にzozo側に取られるものですが、これが3割と割高で、利用者の多いzozotownのプラットフォームを使えるメリットは大きいものの、今回のようなことが起きるにつけその不満が噴出といったところでしょうか。

 

「ビジネスの方向性」に関しては、自社製品を持たず単に商品を売るだけのzozoさんとものづくりのアパレルとで価値観の違いが顕著になってきたということのようです。 

 

 先の記事でもzozoスーツのデータを活用して立ち上げ大コケしたプライベートブランドについて「データと素材があればいい服ができるなんてそんな簡単なものではない」「アパレルビジネスやモノ作りをなめすぎている」と非難が集まっている。とのアパレル側の声を伝えています。

 

どうなるzozotown

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zozotownの前澤社長のツイッターですが、100万円バラマキで集めたフォロワーが100万人減ったとか、撤退が濃厚なユナイテッドアローズとは仲がいいんですとかアピールをしたあたりを最後に、「本業に専念」するために休止しています。

 

希代のやり手実業家、ついに本気を出すようです。

激おこのアパレルとの仲を修復し、本当の意味での通販サイトとアパレルの融合を成し遂げることができるのでしょうか。それとももう覆水盆に返らずなのでしょうか?

 

 

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株価の下落も食い止められるのでしょうか?

 

どうするzozoarigato

服を買って社会貢献のはずのzozoarigatoですが、商売の鉄則、売ってよし買ってよし作ってよしのバランスを見誤った形で暗雲が垂れ込めていると言えそうです。

 

行く末については素人の憶測などなんの価値はありませんので控えますが、言えることは2つだけだと思いますので、最後にそれを述べたいと思います。

 

高級靴が3割引ということはもうありえない。しかも現品限り

この先どう転ぼうとも今の割引を継続してやっていくということはあり得ないでしょう。

 

基本的に値引きをしない商品を扱うアパレルがzozotownに新しい商品を補充することはありえないからですね。

 

とすると我々が目にしているのは正規輸入の高級靴が3割引で売られている通販サイトの最後の光景になるわけで、在庫がなくなったらそれで終わりということです。

 

靴に罪はない

悩ましいのがここで、確かに靴愛好家の心理としても、愛する靴を不当に安売りをされたというしこりが残ります。

 

まさしく安ければいいというものではない複雑さがあります。間違いなく確かなものなのにブランドとは不思議なものです。

 

そういった「ケチがついた」商品を買って喜んでていいのかという気すらしてきます。

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(通常価格も選べる)…

 

しかし、言えることは靴に罪はないということ。不幸にして叩き売られた格好の靴だからこそ愛好家として買って大切にしていくというのもアリなんじゃないでしょうか。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

失敗しない革靴の紐の選び方の3つのポイント

皆さんこんにちは。

本日は地味に悩ましい革靴の靴紐選びのお話です。

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革靴(ドレスシューズ)の紐の交換

 大切な革靴ですが、靴紐と靴底だけは消耗品ですよね。

 

 靴底は専門の業者さんにお願いするしかないですが靴紐は自分で買って交換しなければなりません。

 しかし純正品はなかなか手に入らなかったり、ちょっと高かったりするので、合う靴紐を探すことになると思いますが、基本的なポイントを押さえておかないと、いざ選ぼうとした時に「この靴に合う靴紐ってどれだろう?」と悩んだりすることになります。

 

 そこで、今回は失敗しない靴紐選びのためのポイントについて書いてみたいと思います。

 

革靴の紐には種類がある

長さ

 革靴の紐のだいたいの長さは、アイレット(ハトメ、紐穴)の数で決まります。概ね次の通りです。

  • 穴の数4(左右2ずつ)…50〜60センチ
  • 穴の数6…55〜65センチ
  • 穴の数8…60〜70センチ
  • 穴の数10…65〜75センチ
  • 穴の数12…70〜80センチ

穴の数はチャッカブーツなどは4、オーソドックスな革靴は10ですね。

 

太さ 

 2ミリと3ミリが代表的な太さで、ビジネス対応の革靴ならだいたいこのいずれかで大丈夫です。

細ければドレッシーに、太ければカジュアル、ワークテイストになります。

 

形状

 丸紐か平紐です。ホース状かきしめん状かの違い。フィット感は平紐の方が優れますがよじれるのを直すが面倒という面も。また、見た目にも大きく影響します。

 

好みですが私は丸紐しか使ったことがありません。

 

仕上げ

 ろう引きと呼ばれるものとガス紐と呼ばれるものがあります。

 

 紐にワックスを染み込ませた光沢があるものがろう引き、加工していないものがガス紐です。

 ろう引は高級感とフィット感の得やすさが特徴。ガス紐は解けにくく、カジュアルな感じの印象になります。耐久性はろう引きの方が優れます。

 

 両端はほつれ止めのためプラスチックの筒やコーティング剤で固めているのが一般的。稀に金属製のものもあります。

 

 靴の色に合わせることになるので黒か茶が一般的ですが、あえて明るい色などでカジュアルに使う方法も提唱されています。

 

 これは趣味の世界です。少々危険でもあります(笑)

 

装着例にみる印象

以下、実例を載せますのでご参考に。

ストレートチップに2ミリのろう引き,75センチ

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まず間違いない組み合わせですね。

 

カントリー風のフルブローグ に3ミリのガス紐,75センチ

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太めの靴紐ですがカントリー風なので合いますね。

 

Uチップに2ミリのろう引き,75センチ

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J.Mウェストンのゴルフですが、無理なく合います。

しかしもともと太めのガス紐でした。しかも長さが85センチ(!)と長かったこともありこれは少々短いようにも見えます。

 

チャッカブーツに3ミリのガス紐,60センチ

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カジュアル寄りのチャッカブーツですが太いガス紐だと合わないように思います。スェードならいいかもしれませんが。

 

コードバンのチャッカブーツに2ミリのろう引き(ワインレッド),60センチ

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実際には靴の色に合わせようとしたものですが、想像と違いました。これはこれでありとするかどうか、悩みます。

 

失敗しない靴紐選び

ドレスシューズは細め、ろう引き、黒か茶 

 特にドレッシーなストレートチップやプレーントゥなど、フォーマル・ビジネスなら細めの、高級感のあるろう引きを選択すべきです。

 

 長さはこのタイプの靴なら穴の対の数×15センチを目安にすると良いと思います。(穴が10ならば5対なので5×15=75センチ)

 

ボリュームのある靴には太め

 カントリー風やパラブーツなどのボリュームのある靴なら3ミリ程度の太めの方が合います。

 

UチップだとJ.Mウェストンとパラブーツのシャンボードでは、前者はギリギリ2ミリでもいいですが後者は2ミリだとかなりアンバランス感が出るように感じます。

 

色はオーソドックスを選択すべし

 オンとオフを色の違う靴紐でという楽しみ方もあるようですが、あまりうまく言っている例を見ません。あくまで好みでしょうが靴の色に合わせることを考えた方が良いと思います。

 

なお経験上靴に塗るシュークリームを紐に塗り込むというのも効果的です。

 

まとめ

 単純なようで迷いがちな靴の紐選び。

皆様の参考になりましたら幸いです。

 

最後までお読みいただきありがとうございます😊

 

おまけに装着例で使用している靴紐を載せておきます。

 

ドレッシーなろう引き


カジュアルな太めのガス紐

 

カラーバリエーション

 

冒頭のオールデンに使用してるもの

[さのはたくつひも] 靴ひも 組紐蝋平 95002 ブラウン 60cm

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EPAでヨーロッパからの輸入品の関税が撤廃?英国靴はどうなる??

2月1日、日本と欧州の経済連携協定(EPA)が発効しました。

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世の中ではワインだのチーズだのが安くなったワァなどと大騒ぎ。でも我々の関心はそんなところじゃないですよね。

 

 

そう靴の話です。

日欧EPAが発効、関税撤廃で高級服飾グッズの価格はどう変わる?│WWD JAPAN

 

 

経済連携協定とは

ざっくり言うと国同士、地域同士で関税を撤廃、削減したりするもの。今回、日本とEU🇪🇺の間でこれが発効したのですね。

 

(正確には関税以外のサービスや知的財産にも範囲が及ぶのですが、ここでは関税だけを考えましょう。)

 

そういえば前に随分とTPPが話題になりました。これもそうした自由な経済を目指す流れですね。アメリカは逆を行こうとしていますがヨーロッパとはこの点とりあえず仲良くなれそうです。

 

靴はどれだけ安くなる

さて肝心のこれです。

(;゚∀゚)=3ハァハァ

 

革靴の関税は4300円または購入金額の0.6掛け(個人利用の場合)の30%のどちらか高いほうなので、普通ヨーロッパから高級紳士靴を購入する場合はこの30%の高関税がかかっています。高いですね。

 

それが、今回の協定の発効により、段階的に撤廃されます!

憧れのあの靴も!

 

完全になくなるのはかなり先 

うん…?段階的…?

 

そうなのです。

一気に完全撤廃じゃないんですよね。

 

毎年同じ割合ずつ縮小していき、11年かけて撤廃です。

 

ヽ(・ω・)/ズコー

 

仮に10万円の靴だと

6万円に税金がかかり

初年度18,000円

次年度16,200円

その翌年14,400円

 

 

11年後 0円

 

長い道のりです。

 

まとめ。

というわけで、間違いなく素晴らしい話ですが、道のり長すぎ。

また、身もふたもないですが海外での価格自体が高いので、少なくともしばらくは関税がどうこういう問題ではなさそうです。

 

国内で現物見て買った方がいいかも。

 

さらに、肝心のイギリスがEUを離脱したら…?

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ところで関税は自国の産業保護が目的であるところ、紳士靴に関しては国内に保護すべき産業があるとも思えない(土俵が違う)のですがどうなんでしょうね。

 

もっとも30%の高関税は革靴じゃなく革製品全般なのでそれなりに影響は小さくないのだとは思いますが。

 

有名な高関税の話で「こんにゃく芋」というのがあります。だいたい350%ということですがかつては1,700%とかいう記事も見かけます。

産地に総理大臣がいたからという政治的な背景があるらしく…

 

その結果こんにゃく芋農家が力をつけたのかどうかはよくわかりません。とりあえずこんにゃくは安いですね。

 

ではまた🙋‍♂️

スーツにも合ってしまう「チャッカブーツ」は最高のオールラウンダーだと思う

皆さまこんにちは。

 

巷では大坂なおみフィーバーですが、おかげさまで私もずっと見ていたらテニスの点数の仕組みがわかり積年の疑問が氷解する思いがしたものです。(そこかよ)

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ところでテニスの点数ですが、0−15−30ときたら45になりそうなもの。そうならないのはなぜか?というのを調べてみたら明確な答えは明らかでないのだとか。

 

Forty-fiveというのが言いづらいから縮めたというのが有力説とか言うのがあり、数字を縮めんのかよwwと思いました。

 

明らかでないといえば本日はチャッカブーツについて語ろうと思いまして、チャッカブーツの意味を調べてみましたらこれまたはっきりしないのだそうですね。

 

チャッカはポロ競技の競技時間の単位(1チャッカ=7分30秒)でありこれが由来とする説があるものの、そもそもポロではチャッカブーツとは別の靴が用いられる・・などなど、要するに謎のようです。

 

もちろん本稿ではそうしたwikiのコピペがしたいわけではありませんで、これほどオールラウンドに使える汎用性の高い靴はあるまいというお話です。

それではどうぞ。

 

 

1 それでもチャッカブーツのおらさい

厳格な定義はないと思いますが、くるぶし丈の、だいたい二組のアイレット(紐の穴)の靴です。

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pinterest.jp

 

上で紹介したようにポロとは直接関係がなさそうですが、ポロにも精通していた、かのウィンザー公が愛用して有名になったということで、ルーツからしてドレスというよりカジュアル寄りと解釈すべきなのかもしれません。

 

ウィンザー公と言えばネクタイの結び方にまでその名が冠されるくらいのお方ですが履いてる靴が流行るのみならずそれが現代でも紳士靴の中で確固たる地位を占めているのですから普遍的なスタイルを見出す能力があったのでしょうね。

 

なおチャッカブーツと言えばスエードがよくみられる素材ですが、私スエードの靴は履いたことがありませんで、ここでは除外して考えています。

 

2 最高のオールラウンダー

なぜこのタイプについて語ろうと思ったかと言いますと、カジュアル寄りな「ブーツ」カテゴリにあってスーツにも合うものってチャッカブーツだけじゃないか?と気付いたからなんですね。 

 

正式な着こなしかと言われればやっぱりカジュアル寄りなので違うのでしょうが、間違いなくスーツに合います。もちろんジーンズにも。

 

アメリカンなワークブーツの類は論外として、ブーツのスーツとの相性を考察しますと

  • サイドゴア→違う
  • ジョッパーブーツ→やっぱりちょっと違う
  • 編み上げブーツ、カントリーブーツ→めっちゃ変。

 

紐がないものは少し間抜けな感じがしてしまう・・というのはわかりますが、

「紐の靴ならくるぶしから上って隠れるから同じなんじゃ?だってウィングチップのローカットとハイカットの違いですよね?」

と思うじゃないですか。

 

しかし実際に試すと、超絶もっさり感が出るんですよね。やっぱりブーツだとズボンが甲にかかる長さでは基本的に無理なんですね。お試しあれ。

 

ということで、私が知る限りブーツと名の付くものでスーツに合わせてしっくりくるのはチャッカブーツだけ!

 

3 おすすめモデル

カジュアルオンリーならスエードが「らしくて」いいのですが、私はこればっかりは手入れに自信がなく、というか、きれいな靴が好きなので不可逆的に汚くなりそうな素材は嫌なんですよね。。個人の見解です。。

 

ということで、ピカピカに磨ける靴で。

 

 

(1)  クロケット&ジョーンズ

間違いないやつ代表、クロケット&ジョーンズ。カジュアル寄りのチャッカブーツは珍しくないものの、ここまでドレッシーに、かつ絶妙にカジュアルでもいけるバランスの妙。

 

実際、ブラックカーフなんですけどブルージーンズにも不思議と合います。もちろんスーツにも合い、オールラウンダーの中のオールラウンダーと言えます。

 

(2)  オールデン

チャッカブーツと言えばこれを思い浮かべる方も多いでしょう、オールデンのコードバンのチャッカブーツですね。

 

履いてみるとかなりのボリュームで、ワークブーツに近いと言えます。

それゆえに間違いなくカジュアルな装いの方に合います。しかしそこはコードバンとレザーソールの力ですね。スーツスタイルでも問題ありません。

 

高いのですが全般的に紳士靴が高騰しているので割高感が薄れており、いっそこちらを買ってしまうというのもアリだと思えてきます。

 

(3)  チーニー

クロケット&ジョーンズと同じく英国の正統派。この靴に関して言えば、上のクロケット&ジョーンズとの違いはやや丸みを帯びたデザインというところでしょうか?あまり尖ってない方が良いという方にはこちらでしょうか。

 

ソールがダイナイトソールという、ゴム底なのにドレッシーなやつというのも良いです。

 

余談ですが本当にこのソールのおかげで「エレガントで使える靴」が増えてきたと思います。もうレザーソールいらないんじゃ、とすら思えてきます。

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pinterest.jp

 

いかがでしたか?

今の季節にも最適、チャッカブーツのお話でした。

参考になれば幸いです。

ではまた🙋‍♂️

ドレスシューズの最適サイズと初めに買うべき一足について

お題「愛用しているもの」

男の服装術―「選ぶ」「着る」「履く」「結ぶ」の基本教えます。

紳士靴について

就職活動の辺りに親しんだのが服飾評論家の落合正勝氏のこの手の本だったおかげか知りませんが田舎の貧乏学生にもかかわらず面接にはクロケット&ジョーンズのストレートチップを履いていきました。

以来、身だしなみの中で靴だけは気を遣い、20足近くの紳士靴を履き、それらを磨く時間に心の安らぎを得るような年月を重ねてきました。

そんな私ですがサイズ選びだけはいまだに悩み抜きます。

そこで本稿では、経験上失敗しにくいサイズ選びのコツを書いてみますのでご参考ください。

ちなみに、「夕方に(足のむくみを考慮し)来店し、30分くらい履いて店内を歩き回る」などという確実かもしれないけど現実的でない方法は除外します。割と邪道系、基本的に「最初の一足を」という迷える若者向けに愛を込めて書きます。

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サイズ選びのコツ

1 試着できればそりゃした方がいい

 試着しないで靴を買うなんて!と靴好きは言うでしょうが私は通販などを否定しません。人には事情があるものですから。

でも試着しないで靴を買うのはやはりリスクがあります。何よりサイズが同じサイズ表記でもメーカーによって全然違うのが悩ましいのです。

一度はちゃんとした靴屋で試着をし、自分の足の特徴について店員さんとコミュニケーションをとっておくと、よしんばその場で買わずとも後々捗ります。

 

2  自分の足は案外小さいと思った方がいい

  履き始めと言うのは「おいおいマジすか」ってくらいきついものです。革が適度に伸びて底が沈むのを計算するのがキモ。なので、試着した際には舞い上がってしまいがちですがすぐにジャストと思わないことが大事です。経験上。

 ただし、縦にきついのだけはサイズ誤りです。靴は縦には伸びません。

 私の場合、これを吟味した結果スニーカーで選ぶサイズよりも1センチも小さいのがドレスシューズの適正サイズでした。衝撃です。

 

3 定番モデルを買う

 話せば長いですが今靴を一番安く手に入れる方法はヤフオクとかメルカリです。(もちろん新品で。私は並行輸入品に抵抗がありません)

最初の一足にはちょっとオススメしませんが適正サイズさえわかってればこれらは有効な選択肢です。

この時に、定番モデルを持ってる又はその自分のサイズを知ってるというのは極めて有効なのです。「クロケットのストレートチップだと出品者様はどのサイズですか?」と質問すれば、サイズが合わなくて再出品という無駄をせずにすみます。またこのやり取りがスムーズにできない人からは買うべきではないというのがわかったりします。

運が良ければ半額くらいでお目当ての靴が買えます。靴好きの出品者とのやりとりも楽しいものですよ。

 
まとめ

間違いないのは、最初だけはショップで足を見てもらい、何種類か履いてみた挙句にストレートチップの靴を買うことだと思います。

ドレスシューズの基本は内羽根式のストレートチップ。ここを押さえてから二足目以降に進むのが良いでしょう。

(靴は二日連続で履いたらダメなのでなんだかんだで三足は必要です)

最初はこれ一択です。メーカーは好みで!