親父の小言とボディブロー

人生折り返しの子育て世代。世知辛い世の中を面白く生きるためのあれこれと雑記

(雑記)Tポイントよ何処へ行く

ポイント大好き人間にとって興味深い記事を発見しました。

Tポイント周りに異変が起きているようです。

www.mag2.com

本記事ではこの異変が今後どのような動きに発展していくのか、私たちのポイントライフにどのような影響があるのかについて、好き勝手に論じてみたいと思います。

 

Tポイントとは

おなじみのTポイントですが、若い読者の方は「TSUTAYA」というレンタルビデオ店のポイントから始まったということをご存じないかもしれませんね。

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そもそもTSUTAYA自体がどんどん町中から姿を消しており、ビデオ(DVDもありましたが、初期は当然ビデオでした)をわざわざ実店舗から借りてきて観るとか、CDを借りてきて「MD」に「ダビング」するとか、イメージがわかないかもしれません。

 

ともかく、ビデオやCDをTSUTAYAで借りるとポイントがついて、たまると1本無料とか、「空(から)のMD」が割引になったとりとか、特典が受けられたわけです。

 

しかしTポイントの最大の特徴は「共通ポイント」であったことでしょう。

 

つまり、Tポイントは、TSUTAだけでなく、色々なお店で貯められ、使えるポイントであったわけです。

 

今でこそポンタやらナナコやら楽天やらリクルートやら共通ポイントは当たり前ですが、Tポイントは、その草分けとして発展し、加盟店を順次拡大しました。

 

執筆時現在でファミマやヤフー、ソフトバンク、ガソリンスタンドのエネオス、ドトール、ガストなどでポイントが貯まりますね。 

 

年に1回くらいしか行かないのに店員に勧められるままに作って、毎回期限切れで失効するような「その店だけのポイント」が当然であった世の中に、大げさに言うと革命をもたらした存在であったわけです。

 

Tポイントに何が起きているか

そんな「共通ポイント」の先駆者、Tポイントに何が起きているのかというと、「Tポイント離れ」とのことです。

冒頭で引用した記事によると、加盟店がTポイントを止めて独自のポイントを採用しようとしているとのことですが、その原因がなるほどと思いました。

 

原因の一つは、ビッグデータの扱い。コンビニに関して言えばポンタやナナコはいわばコンビニの独自ポイントであり、自ら顧客のデータを収集して新たなサービス展開に向けた手が打てる一方、ファミマにとってTポイントは便利に使える形ではないということでしょう。

そもそもTポイントは顧客データを加盟店に販売するビジネスなので自ずと限界があります。

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もう一つは、ヤフーやソフトバンクにとっては、Tポイントは用済みというもの。

 

私もTSUTAYAカードだったことをすっかり忘れて、Tポイントはヤフーのポイントだとなんとなく理解していましたが、思えばヤフーとTポイントは、ほかのお店の例とは違って、ヤフーポイントをTポイントに移管し、TポイントのWebサービスのIDをヤフーIDにするという内容の業務提携でした。

 

Tポイントの利用者は増えたでしょうが、記事でも言われているようなPayPayなどの独自サービスを拡大しようという中でヤフーやソフバンがTポイントに関わり続ける必要はないということでしょうか。

 

さらに、Tポイントをめぐっては勝手に顧客の個人情報を操作当局に流していたなんて醜聞もありました。

 

弱り目に祟り目的な話ですが、個人的にはヤフーの個人情報流出事件(2013年5月)以来ヤフーのメールは「迷惑メール9割」という状況になっており、そっちの方が罪が重いだろとは思います。忘れません。

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Tポイントはどうなるか

今後、Tポイントはどうなるのでしょう?

というよりヤフー、ソフトバンク、ファミマが抜けるのが事実なら結果はもう出ているようなものですが。

 

傷口に塩を塗るようですが、念のため提携先を調べてみたところ、飲食関連はまだ強みがありそうなものの、その他はほかの共通ポイントと比べだいぶ見劣りしており、もはや企業からしても提携の相乗効果は望めず、消費者にとっての魅力もほぼないという草も生えぬ有様です。

 

「Tカードお持ちですか」

 

と言われてもめんどくさくて出すのも躊躇するレベルです。

なにしろ地方だと、カード決済ができない店も多いため、貯めてもなんの得にもならないポイントのためにクレジットカードを出し、支払いは現金とかいうよくわからないことも多々あり、今でさえかなりイラっとします。

 

ここまで書いてなんですけど、ソフトバンクユーザーでもヤフーショッピングユーザーでもなくてコンビニはセブンイレブン一択の私にとってはたいした問題でもないのですが、共通ポイントの一角がそのうち消滅して勢力図が変わることは間違いがなさそうです。 

 

そのタイミングで、業界がもう少しわかりやすいポイント制度を示してくれるとありがたいと思います。いまだにポンタとリクルートのポイントの仕組みがよくわかりません。

個人的には仕事でもプライベートでも使い、かつ単価が高くてポイントが貯まりやすいので、旅行、美容、飲食店(リクルート系が多い)あたりがもうすこし気の利いたネットショップやコンビニなどと提携できればと思います。

 

しかし思えば共通ポイントの先駆けとして、各種サービスの連携のメリットを説き提携先を拡大していたTポイントが、提携先の成長で用済みとばかりに見限られるのですから世の中は実に無情なものですね。